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『おつかれさまでした~』

「ふむ、ついに人気投票も終わってしまったね。皆どうだった?」
「ま、まさか、ボクが1位になるなんて……正直、まだ信じられない……」
「HPの投票数だけじゃエリカの方が多かったし……これ、夢じゃないよね?」
「ふふ、紛れもない現実さ。胸を張るといい」
「で、でもでも……」
「Twitterの得票数を合計したら友近がトッブだったんだ。
キミが堂々としてくれないと、負けた私たちの立つ瀬がないよ」
「そ、そっか、そうだね……うん……だったらボク、頑張って堂々としてる」

「こ、こういうこと、あんまり得意じゃないけど、胸張ってる――よし、胸張った!」

「それでいいのさ。……ふふ、友近が一位になった理由、私にも分かる気がするよ」
「それにしても、結局ほとんど順位が動かなかったね」
「そうね。最後を除けば常時変動してたのは、下位の3人だけだったわね」
「ふむ、そういえば、下位のトップであるゆりの姿がえ見えないようだけど……」
「あ~、会長ならさっき修行してくるって言って、大きな荷物持ってでてっちゃったよ」
「なんだか、昔のアニメに出てくるようなボロボロの道着着込んで鉢巻巻いてたよ」
「ふふっ、ゆりは本当に真面目だね」
「いや、あれって真面目って言っていいの?」
「何を言うの友近さん。ゆり以上に真面目を地で行く人間なんてこの世にいないわ!」
「大きく出たね~~」
「まぁ、ともあれ人気投票はこれで終了だよ」
「投票してくれた皆……ありがとう」
「応援のコメントもありがとね! ……まぁ変なコメントもいっぱいあったけど、嬉しかったよ!」
「この人気投票を見てくれた皆さんが少しでもゆりの――じゃなくて、皆の事を好きになってくれたら嬉しいです」
「それでは、またいつの日か、キミ達と出逢えることを願っているよ……ふふっ」


…………。

……………………。

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「よし、修行完了だ!! これで今度の人気投票ではきっと勝てるはずだ!!」
「はっはっはっ!! 今に見ていろよユーザー達!! この新生姫宮ゆりの活躍を!!」
「はっはっはっはっはっ!!」

「……まぁ、次回人気投票の予定なんて、今のところ未定なんだけどね」
「で、これで織江帰っていいのよね? まったく……どれだけ無駄な時間を使わせるつもりなのよ」